鋳造

ダイカストメーカーの鋳造技術

先進のダイカスト鋳造技術をメインにしながら、伝統産業である高岡銅器の400年の歴史を礎とした鋳造方法にも対応し、幅広い専門的な鋳造技術を誇っております。
製品・用途・材質についてもご相談ください。

鋳造

【鋳造の材質について】

材質名 特性 鋳造法
アルミニウム合金 他の金属(鉄や亜鉛など)に比べ軽いので製品の軽量化へつながります。
また、熱伝導や電気伝導が良く、非磁性で耐食性にも優れています。
リサイクル性は高く「リサイクルの優等生」などと呼ばれています。
・ダイカスト
・生型鋳造
真鍮 銅と亜鉛の合金で、硬さや耐摩耗性、耐食性に優れており、仏具や水回りの製品などに使用しています。 ・ダイカスト
・生型鋳造
亜鉛合金 アルミニウム合金に比べると溶融温度が低く、金型寿命が長いです。
また、鋳造性に優れ寸法精度が高く良好な機械的性質(強度、硬さ、剛性、靭性、衝撃値)といったことも特徴です。
・ダイカスト
食物やある種の化学薬品などと接触する部品に使われます。
また低融点金属で、柔らかく手で曲げることが出来、曲げると独特の音を出します。
これを錫鳴き(tin cry)と呼び、結晶構造が変化することにより起こります。
・生型鋳造
ステンレス鋳鋼 ステンレス鋼の特徴である耐食性や耐熱性を持った鋳造用材料です。
機械加工が困難な複雑形状や鍛造では加工が難しい製品、コスト的に難しい製品の大量生産が可能な点が強みです。
・ロストワックス

ダイカスト技術

ダイカスト(Die Casting)とは、精密な金型に溶融した金属(アルミニウム、亜鉛など)を圧入することにより、高精度の製品を成型する技術および製品を指します。
ダイキャストとも呼ばれており、原材料から製品成型までの工程が1番短いといわれています。
また、ダイカスト製品の中でも特にアルミダイカストは、3R(Reduce・Reuse・Recycle)に適した技術で、循環型社会形成に役立っています。
ダイカストマシンには固定型と可動型の2つの金型が取り付けられ、圧入された溶湯が固まると、可動型の開きに合わせ、押し出しピンに押されて製品が取出されます。
ダイカストは、他の鋳物に比べ寸法精度が高く、強度も優れ、薄い肉厚で複雑な形状の製品を作ることができます。
また、その工程はほぼ自動化されており、大量生産に適した鋳造法で、コストダウンが図れます。

ダイカスト技術

ダイカスト技法の手順

(1)ダイカスト金型の作成
原型・設計図を基に、鋳造に適した金型を作成します。

ダイカスト金型の作成

(2)鋳造
金型をダイカストマシンにセットし、圧力をかけ鋳造します。

鋳造

(3)鋳造直後の製品
マシンから出てきたものは、細かいバリなどがついており、鋭利です。

鋳造直後の製品

(4)仕上げ
湯道、バリを取り除き、仕上げ加工を施した完成品。

仕上げ

【ダイカストの材質について】

合金 材料記号 類似合金 類似合金 ダイカストの鋳造性 他の特製
耐熱間割れ性 気密性 キャノビティ充填性 耐焼き付き性 耐食性 機械加工性 研磨性 電気メッキ性 陽極酸化処理性 化成被膜処理性 高温強度
一般用
アルミニウム合金ダイカスト
ADC10
ADC10Z
機械的性質、被切削性及び鋳造性が良い A380.0 1 2 2 1 4 2 2 1 4 4 2
ADC12
ADC12Z
機械的性質、被切削性及び鋳造性が良い 383.0
(384.0)
1 2 2 1 4 2 2 1 4 4 2

・数値は「1」が優れている。1 > 2 > 3 > 4
・この評価は、熱処理をしていないダイカストを対象とした、相対的評価です。

ナガエのダイカストマシンについて

ナガエが保有するダイカストマシンについてご説明します。
ダイカストマシンは「ホットチャンバダイカストマシン」「コールドチャンバダイカストマシン」の2種類に分かれます。
ナガエの特徴として、コールドチャンバの溶解炉は、集中溶解炉では行いません。マシンごとに、専用炉を設けているため色々な材質の鋳造が対応可能です。

800t 650t 500t 350t 250t 125t 50t
保有台数 1 1 1 4 6 2 4
コールド
ホット
その他使用 超高速 超高速 超高速(1 超高速(1
自動鋳造
特殊鋳造対応 真空 PF法

生型鋳造技術

型枠の間に、モールディングプレート(種型)を納め、砂を入れて押し固めた後に(種型)を取り出して砂型を作ります。
この砂型を焼成しないことから生型(なまがた)と呼ばれ、小ロット品を安価に製造する事ができるシンプルな鋳造法です。

生型鋳造技術

生型鋳造法の手順

(1)鋳型づくり
枠にモールディングプレートを納め、砂を入れ押し固め鋳型(砂型)を作ります。

鋳型づくり

(2)鋳型(砂型)
砂で型をとった鋳型です。

鋳型(砂型)

(3)鋳造
鋳型に溶けた金属を流し込みます。

鋳造

(4)砂を取り除く
鋳造した金属が冷え固まったら、砂型を崩し、製品を取り出します。

砂を取り除く

(5)完成品
湯口・ゲートを切り落とし製品の仕上げを行います。生型鋳造で完成した製品。鋳肌がざらざらと梨地のようになっているのが特徴です。

完成品

その他の鋳造

先進のダイカスト鋳造技術をメインにしながらも、伝統産業である高岡銅器の400年の歴史を礎としたものづくりで、幅広く・専門的な鋳造技術を誇っております。
製品・用途・材料にあわせて、下記のような鋳造技術もございます。

その他の鋳造

ロストワックス

石膏などの原型からシリコン系ゴムでロウ成形型が造られます。成形型がゴムである為、勾配やアンダーカットを考慮する必要がないのが特徴です。

(1)ロウ型づくり
成形型にロウを流し込み原型と同形状物を作ります。

ロウ型づくり

(2)鋳型づくり
ロウにシリカ、水ガラスなどを何層にも重ねます。積層されたものがロストワックスの鋳型です。

鋳型づくり

(3)脱ロウ
鋳型を焼き内部のロウを融かし取り除きます。

脱ロウ

(4)鋳造
できた空洞に溶解された銅合金や金・銀などの金属を流し込みます。

鋳造

(5)完成~仕上げ
金属が固まり冷めた後、鋳型を割って製品を取り出し、仕上げます。

完成~仕上げ

転鋳鋳物

鋳型を回転させ鋳造することから「転鋳」と呼ばれています。
製品は中空ですので、大きい製品でも非常に軽く、強度を必要としない工芸品に多く用いられています

(1)金型づくり
原型を元に砂型を取り、真鍮合金地金を流し込み金型の元が造られます。
金型の元は、上下、左右、寄せ型と言われバラバラになっています。これが転鋳鋳物の鋳型(金型)です。

(2)彫金
出来上がった鋳型に彫金を施し模様などをきれいに仕上げます。

(3)鋳造
できた鋳型をセットし、湯口(材料を流し込む入口)から溶解された金属を注ぎ込み、鋳型の内側に金属が固まり張り付くように鋳型を回転させ、今度は湯口から残った金属を出します。

(4)完成~仕上げ
セットされていた鋳型を分解し、成形された製品を取り出します。

転鋳鋳物

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